「いつもありがとう」作文コンクール

受賞者インタビュー

太田市立生品小学校

2018.07.19UP

2017年 第11回 団体賞受賞

太田市立生品小学校

昨年、全国から4万点近い作品が寄せられたなかで、団体賞を受賞した太田市立生品小学校(群馬県)を訪ね、堀江校長先生に取り組みについてうかがいました。

改めて考え、気付く「ありがとう」

生品小学校では、国語主任の早野先生が4年前に、夏休みの課題作文の新しいテーマとして「身近な人への感謝の気持ちを表す作文は書きやすい」と、全校に呼びかけたのが始まりでした。
「生品小学校がある地域は、三世代同居あるいは祖父母が近くに住んでいる家庭が多いため、家族が生活のさまざまな場面で協力し合っています。まさにコンクールのテーマである『普段口に出して言えないありがとう』の気持ちを多くの児童が持っています」と堀江校長先生。そのためか毎年、200名以上の児童から応募作品が集まっています。「作文を書くことで、家族にしてもらっていることを改めて考え、気付くことがとても大切だと思っています」と語ってくれました。

団体賞の賞状をもつ堀江校長先生

助け合う、素直な気持ちをはぐくむ

団体賞の知らせには、校長先生も早野先生も「予想外で驚きました」とのこと。「教育目標の一つに『仲良く助け合う子』というものがありますが、そのためか、素直な気持ちをもった本校の児童の特徴が表現された作文が多いですね」と校長先生は話します。
生品小学校では、6月と10月に学校をあげて図書館利用を促したり、毎週月・水・金曜日に朝読書の時間を作ったりと、読書にも力を入れており、団体賞副賞の図書カードも蔵書を増やすのに役立ったそうです。表現力を磨くための教育にも力を入れ、今年の作文コンクールも「もちろん学校あげて参加します」と校長先生は笑顔で宣言してくれました。

早野先生の授業の様子