まずは【火育（ひいく）】について教えるね。きっと初めて聞く言葉だよね。

みんなの生活に欠かすことのできない「火」について、そのたいせつさや便利さを学んでもらうことを【火育（ひいく】と呼んでいるんだよ。ふたりは「火」と聞いて、何を思いうかべるかな？

「キャンプファイヤー」！あとは「火事」もだな。

「料理」とか「ストーブ」とか、、、

そうだね。「火」は生活のいろいろなところで使われているよ。

じゃあ、この「火」はいつごろから使われるようになったか分かるかな？
① 100年前　②1000年前　③100万年前

えっと、だいたい100年前くらい……？

ううん、もっとずーっと昔の100万年前だと思う！

ちからくん、正解（せいかい）！約100万年前だよ。
ヒトが「火」を使い始めたのは、80万年前とも、180万年前とも言われているよ。最初に「火」を知ったのは自然による山火事からなんだって。最初は、ヒトも動物と同じように、「火」をこわがっていたんだけど、次第に「火」を利用するアイディアを思いつくようになったんだよ。

ヒトには動物とちがって知能（ちのう）があったからだね。

そうだね。それから、「火」は、いろいろなことに役に立ち、生活を楽にしてくれることを知っていったんだけど、例えば、どんなことがあると思う？

「火」を使うと、暗いところも明るくなるね。

寒い時に使うと温かくもなるよ。

そうだね。火からは暗いところを照らす「明るさ（光）」や、体を温めてくれる「温かさ（熱）」というめぐみをもらったんだよ。

「火」からは、ほかにも大きなめぐみをもらっているよ。分かるかな？

なんだろう？

それは「おいしさ」だよ。ヒトは、それまで食べていた木の実や草の根、それに小動物たちが、山火事によって焼かれ、火を通した食べ物を食べることで、今までになかった「おいしさ」を知ることになったんだ。

へえ！山火事から、たまたま知ることになったんだね。

そうなんだ。それから、ヒトは「火」を作るようにもなるんだけど、どうやって「火」を作っていたか知っているかな？

木をこすって火をつけているのをテレビで見たことがあるよ！

そうだね！昔は、木をこすり合わせて火種を作り、だんだん大きくして、最後には薪（まき）がもえるようにしたんだよ。

「火」を使うことで、いろいろな工夫が生まれ、生活が豊か（ゆたか）になったんだね。

ここまで火育について学んでくれてありがとうだわん！
ぼくはシナネンホールディングスグループのミライフ西日本という会社の公式キャラクター「ミラわん」だわん！

「火」は、お料理を作るガスコンロの火、お風呂のお湯をわかす火、部屋を温かくしてくれるストーブの火など、いろいろなところで今も大切に使われて、みんなのくらしを豊かにしてくれているんだわん！最後にここまで学んだことをチェックするんだわん！

楽しく学んでもらえたかな？次は、自転車の交通安全のお話だよ！

火のめぐみを知ることができて、おもしろかったよ。リブ、ありがとう！

ありがとう！自転車のお話も楽しみ！