当社グループは、2028年3月期の創業100周年に向けて、「脱炭素社会の実現に貢献する総合エネルギー・ライフクリエイト企業グループへの進化」というビジョンの達成に向け、経営基盤の強化を加速させ、成長戦略を推し進めています。
当期の業績については、売上高は電力の販売数量減少等により3,171億18百万円(前期比8.9%減)と減収となったものの、営業利益は40億9百万円、経常利益は44億83百万円、親会社株主に帰属する当期純利益については31億53百万円となりました。これは、各事業会社における収益が堅調に推移したことに加え、電⼒事業における大幅な収益改善が寄与した結果であり、赤字に転落した前期から大幅な黒字回復となりました。
2028年3月期の創業100周年に向け、「①国内事業基盤の再整備」と「②リテールサービス戦略の強化」を成長戦略の軸に据え、事業構造改革を進めています。
2026年4月1日付でミライフ西日本㈱、ミライフ㈱、ミライフ東日本㈱、シナネン㈱の4社の統合を予定しており、今後は、グループの総⼒を結集し、地域に住まう人々や企業の課題をワンストップで解決するサービス企業への変革を目指しています。
グループ各社の垣根を越え、「ユーザーファースト」「品質」の視点、すなわち地域のお客様の目線に立って、さまざまなサービスを提供していきます。統合新会社の設立は、こうした未来の姿や大きな成長を見据えた、"スタートライン"であることを、社内外にしっかり発信していくことが、私の役割の一つであると考えています。