クイックアンサー

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日々のIR業務の中でいただいた質問にIR担当者がお答えします。

2026年3月期 第4四半期

Q1

2027年3月期の業績予想について、メンテナンス事業の利益率改善を挙げていますが、どういった改善を見込んでいるのか教えてください。

メンテナンス事業につきましては、これから先、地域の中で面で押さえる起点になり得る事業として成長してきておりますが、一方で収益率の改善は課題です。労働集約型の要素が強く、例えば最低賃金の上昇などがあっても、販売価格や請負価格へ即時に転嫁することが難しく、コスト反映にタイムラグが生じる傾向があります。こうした点を踏まえ、継続的に価格転嫁を進め、適正コストに対して適正価格で対応してまいります。加えて、事業を安定的に運営するためには、より一層のコスト管理が重要であると考えており、この点につきましても改善を図ってまいります。また、例えば清掃業務などでは、同一顧客に対しても設備提案を行い、さらに将来的にはエネルギーまで提案を広げていくことも視野に入れております。このように付加価値の高い提案を積み重ねていくことが、収益性向上に寄与するものと考えております。

Q2

第三次中期経営計画の財務目標である経常利益100億円の目標について、2027年3月期の66億円から100億円という、現状の成長から見るとかなり大きなステップアップに見えます。その中で具体的な見通しや言及できる戦略がありましたら教えてください。

2026年3月期の経常利益53.8億円は、ホールディングス制へ以降後過去最高益であり、2期連続の増益となりました。この2年間で業績向上への土台はかなり整ってきたと認識しております。事業ポートフォリオを見直し、主力事業4社を統合し、コスト構造の改善を進めるとともに、今後の主力事業をエネルギー、メンテナンス、モビリティの3つといたしました。

これからの2年間は、稼ぐ力をいかに高めていくかが重要であると考えております。例えば、当社グループは全国に約80の拠点を有しておりますが、1拠点あたり3,000万円の営業利益を創出できれば、全体で約24億円となります。現場レベルでは、当社グループに約100名の営業スタッフが全国各地におり、地域の中でさまざまなクロスセルを推進することで、仮に毎月5万円のストック収益を積み上げて、これを2年間継続した場合、2年後には年間ベースで約15億円規模の収益となります。

これまでの業績推移の中で、66億円からの100億円への成長は非常にジャンプアップに見えると思いますが、組織体制を整備し、社員一人ひとりの意識改革と行動変容を進めれば、決して非現実的な数字ではないと考えております。

Q3

営業戦略であるリテールサービス戦略について、「顧客拡大」を2026年度の最重要課題として挙げていますが、フックサービスの活用に関して具体的に教えてください。

当社グループの強みは、長年にわたり地域で拠点を構え、いわば「逃げも隠れもしない」インフラ事業を展開してきたことによる社会的責任の重みと信頼にあると考えております。この強みを、単にガスや石油といった個別商材の販売にとどめるのではなく、最大限に活かしてまいります。

具体的なフックサービスとしては、例えば、水漏れ対応や電球交換、網戸の不具合対応など日常的なお困りごとの解決が挙げられます。地域によってフックの内容は異なると思いますが、こうした小さなお困りごとは数多く存在します。実際に、現在のメンテナンス事業では既にそのような対応も行っており、今後はエネルギー事業との連携も図りながら、地域におけるフックサービスをさらに充実させてまいります。初めからエネルギー商材の提案を行うのではなく、まずはこうしたサービス等を通じて信頼関係を構築することが重要であると考えています。

その取り組みの一環として、当社グループではハウスクリーニング技能士(厚生労働省が認定する国家資格)の取得を推進しており、ガスのリテール営業スタッフは約60名が合格しております。既存のエネルギー顧客に限らず、地域全体のお客様にサービスを提供し、信頼を獲得してまいります。そして、その信頼が次の新たな提案に、さらにはリフォームといった案件につながっていくと考えております。そのため、これからの2年間は、人づくり・仕組みづくり・付加価値の創出にあると認識しております。

Q4

エネルギー卸・小売周辺事業(BtoC事業)おいて、2025年3月期にデグチホームズの株式売却が実施されましたが、今後も選択と集中の取り組みの中で株式売却などを行う予定はありますか。

引き続き、事業ポートフォリオのあり方につきましては検討を進めてまいります。2026年3月期はシナネンエコワークの売却を実施し、主力事業をエネルギー、メンテナンス、モビリティの3つに整理しました。今後は主力事業とのシナジーの有無や、当社がホールディングスとして最適なオーナーであり続けられるかといった観点を軸に検討して判断する方針です。

Q5

メンテナンス事業やその他の事業で事業買収などの方針があれば教えてください。

事業買収につきましては、エネルギー事業、メンテナンス事業、モビリティ事業のシナジーに資するものであれば、積極的に検討していきたいと考えておりますが、慎重に見極める必要があると認識しております。単なる数量の拡大ありきではなく、管理体制を明確にした上で、基準を厳格に設け、十分なシナジー効果が見込めるかどうかを重視して慎重に判断してまいります。その中でも、特にメンテナンス事業に関する領域につきましては、より積極的に検討していきたいと考えております。

Q6

足元の中東情勢を含めて、マクロ環境の影響は大丈夫でしょうか。

足元において直ちに大きな影響が顕在化しているかという点につきましては、ナフサに起因する影響は一部で見られるものの、当社グループ全体としては現時点で大きな影響は出ておりません。もっとも、今後の動向について引き続き注視していく必要があると認識しており、仕入先との連携もより一層強化に努めてまいります。また、エネルギー価格の高騰に対しては、適切なタイミングでの価格転嫁を進めるとともに、差益の低下を最小限に抑える方針で対応してまいります。

2026年3月期 第3四半期

Q1

2026年3月期第3四半期の決算のポイントについて教えてください。

主に電力事業の収益性低下によりエネルギー事業が伸び悩んだものの、シェアサイクル事業や総合建物メンテナンス事業を中心に非エネルギー事業が好調に推移したことにより、前年同期比で増益となりました。

Q2

通期業績の見通しについて教えてください。

当初の予想どおり順調に進捗しており、現時点では通期業績も計画通りの見込みです。

Q3

連結子会社であるシナネンエコワーク株式会社及びシナネンファシリティーズ株式会社売却の背景について教えてください。

第三次中期経営計画に基づき、事業ポートフォリオの見直しを通じた選択と集中の一環として、この度、より事業が成長できる企業へ売却することとなりました。本件について、今後開示すべき事項が生じた際は速やかにお知らせいたします。

2026年3月期 第2四半期

Q1

セグメント別売上について、BtoB事業における産業用ガスというのは具体的に何を指しており、スポット取引の減少がどういった要因だったのか。また、非エネルギー事業で三つの事業が売上増に貢献したとありますが、主に貢献度の大きかった事業はどれでしょうか。

一つ目の質問ですが、産業用ガスは主にブタンになります。BtoB事業の減収は、産業用ガスの他、蓄電池などのスポット取引の減少が影響しております。

二つ目のご質問につきまして、非エネルギー事業は売上高・営業利益ともにプラスとなっており、主に、システム事業のミノス、総合建物メンテナンス事業のシナネンアクシア、シェアサイクル事業のシナネンモビリティPLUSの3社が貢献しております。前期に続き上半期が黒字化できた点は大きく、引き続きこの流れを維持したいと考えております。

Q2

当期の投資状況や実績などがあれば教えてください。

投資金額などの詳細は控えますが、上半期は商圏買収等の複数の案件が進捗しております。下半期につきましても、現在進行中の案件を複数抱えており、一定の投資積み上げを見込んでいます。キャッシュの活用方法としましては、成長投資を優先しつつ、その他の選択肢も機動的に検討してまいります。

Q3

リテールサービス戦略方針について、今回アップデートされた点はどこか。また、統合後のグループ各社におけるサービスを結集する方針について、シナネンモビリティPLUSやシナネンサイクルも含めて、事業所やエリアを集約してワンストップで提供するというような構想も含まれていますか。

一つ目のご質問につきまして、今回は、地域拠点がある街全体を対象としてグループのさまざまなサービスを提供する企業体へ進化を目指すための4つの重点項目、を提示させて頂きました。それぞれの地域でいかにお役に立てるのかという中で、本戦略の具体的な仕組み、プロダクト、アプローチ方法などのグランドデザインを纏めております。今後は、各取り組みの収益規模や時間軸など、定量面について段階的にお知らせしてまいります。

二つ目のご質問につきまして、当社グループの中でミライフ各社とシナネンが来年春に統合しますが、地域でのワンストップサービスの提供を強化していく上で、エネルギー事業の他、シナネンアクシアを主体とした総合建物メンテナンス事業、そしてシナネンモビリティPLUSやシナネンサイクルなどのモビリティ事業との密な連携、連動は必須と考えております。

Q4

主力4社統合の進捗について、現状、もう少し具体的に確定していることがあれば教えてください。

シナネンホールディングスが中心となり、統合する事業会社と共同でタスクフォースを組成し、具体的な準備を進めています。来年4月には、すべての拠点でお客様のニーズに迅速かつ柔軟に対応できるよう、サービスの本質である"目配り、気配り、心配り"を体現できるよう、グループ一丸となってワンチームで取り組んでおります。進捗は適宜ご報告させていただきます。

Q5

自己株式の消却について、こちらはどういったアプローチなのでしょうか。

昨年度より全社ベースでROA改善施策を導入しております。当社グループのバランスシートの細部にわたって見直し作業を実施しており、本件はこの中のアプローチの一つとなります。引き続き資産効率の改善及び向上を目指して、バランスシート全体の見直しを進めてまいります。

Q6

来期に向けて、中期経営計画目標の進捗等、IR開示を増やしていく考えはありますか。

開示につきましては、従前同様に、必要なものを適切に、スムーズに、タイムリーに、と考えております。中計目標の進捗状況の他、新生"シナネン"の取り組みにつきましても、解像度をあげて開示してまいります。また、本年度からキャッシュフロー配分の開示を追加しておりますので、成長投資の動向としてこちらもご参照ください。

2026年3月期 第1四半期

Q1

2026年3月期第1四半期の決算のポイントについて教えてください。

主に石油事業において、4月・5月の寒さの影響により灯油の販売数量が増加したこと等により、前期比で増益となりました。なお、全事業セグメントにおいて前期比で増益を達成しています。

Q2

通期業績の見通しについて教えてください。

第1四半期は、石油事業の好調な推移が寄与し、当初の予想どおり順調に進捗しています。現時点では、通期業績も計画通りの見込みです。

Q3

第1四半期から始まった新しい取り組みなどはありますか。

ROA(総資産利益率)の改善施策を本格的に開始しました。第三次中期経営計画に掲げるROE8%の目標達成に向けて、グループ各社が資産の見直しを進めることで、ROAの持続的な改善を図っていきます。