株主・投資家の皆様へ
To Our Stakeholders
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シナネンホールディングス株式会社
代表取締役 社長執行役員 中込太郎
シナネンホールディングス株式会社
代表取締役 社長執行役員 中込太郎
株主・投資家の皆様におかれましては、平素より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
2026年8月10日更新
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、個人消費や設備投資に持ち直しの動きがみられ、雇用情勢にも改善の動きがみられる等、緩やかな回復基調で推移しました。一方で、中東情勢をはじめとする国際情勢の不安定化、為替相場や金融資本市場の変動、原材料価格・物流費・人件費等の上昇等により、先行きは依然として不透明な状況が続いています。
当社グループを取り巻く事業環境では、石油類・LPガスの仕入価格に影響を及ぼす原油価格・プロパンCP価格が、中東情勢等の影響により、前年同期を上回る水準で推移しています。また、建物管理・メンテナンスについては、需要が底堅く推移する一方、モビリティサービスにおいては自転車への交通反則通告制度の適用開始、天候要因、消費者行動の変化等により、収益性への影響に留意が必要な状況が続いています。
このような環境のもと、当社グループは、2027年4月に迎える創業100周年、そしてその先の成長を見据え、第三次中期経営計画の仕上げに向けた取り組みを進めています。2026年4月1日には、シナネンファシリティーズ㈱の全株式を売却し、事業ポートフォリオの変革を進めました。また、主力事業会社の統合及び事業再編を実施し、「エネルギー」「メンテナンス」「モビリティ」の3事業領域を軸としたグループ経営体制へ移行しました。3事業領域の一体的な展開を通じて、地域のお客様の暮らし、建物、移動を支えるサービスを提供し、地域に新たな価値を提供するサービス会社への変革に取り組んでいます。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間の業績については、売上高が723億81百万円(前年同期比14.6%増)、営業利益は11億84百万円(前年同期比63.1%増)、経常利益は16億21百万円(前年同期比64.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は12億73百万円(前年同期比151.3%増)となりました。
セグメント毎の取り組み状況は、次のとおりです。
なお、当社グループは、当第1四半期連結会計期間より、報告セグメントを従来の「エネルギー卸・小売周辺事業(BtoC事業)」「エネルギーソリューション事業(BtoB事業)」「非エネルギー事業」の3区分から、「エネルギー事業」「メンテナンス事業」「モビリティ事業」の3区分に変更しています。前年同期比較については、変更後の報告セグメントの区分に組み替えた数値に基づき記載しています。
エネルギー事業では、シナネン㈱が石油類、ガス、電力等の販売を、㈱ミノスがガス・電力等に関する業務システムの開発・販売等を展開しています。
当第1四半期連結累計期間においては、中東情勢等を背景に、原油価格及びプロパンCP価格が前年同期を上回る水準で推移しました。石油類においては、仕入価格が高値で推移する中、安定供給と採算性を重視した販売を行ったことにより、販売数量は前年同期を下回ったものの、総利益単価は前年同期を上回り、増益となりました。ガスにおいても、販売数量は前年同期を下回ったものの、総利益単価が前年同期を上回り、増益となりました。一方、電力においては、相対取引の増加により販売数量は前年同期を上回りましたが、利幅の縮小により減益となりました。また、業務システム関連は概ね安定的に推移しました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間におけるエネルギー事業の売上高は671億77百万円(前年同期比16.2%増)、営業利益は10億46百万円(前年同期比82.6%増)となりました。
メンテナンス事業では、シナネンアクシア㈱が、ビルメンテナンス、居住用建物メンテナンス、不動産及びホームファシリティ関連サービスを展開しています。
当第1四半期連結累計期間においては、部材価格や人件費等の上昇による費用面での負担があったものの、ビルメンテナンス事業における新規受託案件の増加、居住用建物メンテナンス事業における受注件数の増加、ホームファシリティ事業における住宅設備関連商品の販売増加等が寄与し、売上高、営業利益ともに前年同期を上回りました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間におけるメンテナンス事業の売上高は28億25百万円(前年同期比14.6%増)、営業利益は88百万円(前年同期比112.1%増)となりました。
モビリティ事業では、シナネンサイクル㈱が自転車卸・小売・企画開発事業を、シナネンモビリティPLUS㈱がシェアサイクル事業を展開しています。
当第1四半期連結累計期間において、自転車卸・小売・企画開発事業では、仕入価格、物流費及び人件費等の上昇により、売上面及び収益面で課題が残る状況となりました。
シェアサイクル事業では、99の市区町村、ステーション数3,335カ所、設置自転車数17,438台という規模に拡大し、着実に展開エリアの拡大を進めた一方、自転車への交通反則通告制度の適用開始や天候要因により利用件数が一時的に落ち込み、売上高は軟調に推移しました。また、サービス運営面における外部環境の変化や運営・メンテナンスコストの増加により、収益面でも厳しい状況となりました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間におけるモビリティ事業の売上高は18億57百万円(前年同期比2.7%減)、営業利益は29百万円(前年同期比76.1%減)となりました。
| 2026年3月期実績 | 2027年3月期予想 | 前期比 | ||
|---|---|---|---|---|
| (額) | (率) | |||
| 売上高(億円) | 2,987 | 3,345 | +358 | 12.0% |
| 営業利益(億円) | 44 | 64 | +20 | 45.3% |
| 経常利益(億円) | 53 | 66 | +13 | 22.6% |
| 親会社株主に帰属する 当期純利益(億円) |
44 | 52 | +8 | 17.2% |
当社グループを取り巻く事業環境は、脱炭素化の進展、人口減少や少子高齢化に伴う地域社会の構造変化、エネルギー事業を巡る競争の激化などにより、大きな転換期を迎えています。このような状況のもと、従来のエネルギー供給を中心とした事業モデルのままでは、将来にわたる持続的な成長の確保が困難となりつつあります。
このため当社グループは、主力事業会社の統合を通じて経営資源を集約・最適化するとともに、主力事業領域を再定義いたしました。これからは、「エネルギー」「メンテナンス」「モビリティ」の連携によるリテールサービス戦略を深化させ、地域を「点」ではなく「面」で捉えたストック型ビジネスへの転換を進めてまいります。これにより、価格競争に左右されにくい安定的な収益基盤を構築し、企業価値の持続的な向上を図ってまいります。
また当社グループは、2027年4月に創業100周年を迎えます。この大きな節目を、単なる通過点ではなく次の100年に向けた出発点とするため、このたび新たなミッション・ビジョン・バリューを制定いたしました。
ミッション
世界に誇れる地元をツクる
ビジョン
be the first Company to contact
バリュー
期待を超える~ 真摯に向き合い、心に残る品質を届けよう ~
誇りを磨く~ 今日の仕事にこだわり、明日の成長につなげよう ~
共創を楽しむ~ 強みを持ち寄り、新たなカタチをツクろう ~
主力事業領域である「エネルギー」「メンテナンス」「モビリティ」を通じて、地域のお客様の暮らしを支え、お客様が困った時に最初に相談される存在となることで、地域そのものの価値を高めることを目指します。
以上の当社グループの経営方針を踏まえ、2027年3月期の通期連結業績見通しについては、売上高3,345億円(前連結会計年度比12.0%増)、営業利益64億円(前連結会計年度比45.3%増)、経常利益66億円(前連結会計年度比22.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益52億円(前連結会計年度比17.2%増)を予定しております。
なお、本業績予想は、現時点において入手可能な情報や合理的であると判断する一定の前提に基づき算出しておりますが、今後、状況の進展や事業の進捗を踏まえ、業績予想の修正が必要となった場合には、速やかに開示いたします。