
コンプライアンス・リスクマネジメント
Compliance/Risk Management
Compliance/Risk Management
Compliance/Risk Management
シナネンホールディングスグループは、全社的な内部統制システムの整備、リスクマネジメント、コンプライアンス体制の構築を推進する組織として「リスク・コンプライアンス委員会」を設置しています。
シナネンホールディングスグループは、すべての従業員が何を目指し、どんな価値基準で日々の仕事に取り組むべきかを内外に宣言する「企業行動憲章」を定めています。グループ従業員はこの憲章に基づき、3つのテーマからなる行動基準を遵守し実行しています。
約束を守り人の信頼に応え、責任を重んじて自らの務めを果たすということが「信義」の考えであり、私たちシナネンホールディングスグループの経営の根幹です。
あらゆる困難を退けて前進し、シナネンホールディングスグループの存在価値を高めていくということが「進取」の考えであり、私たちシナネンホールディングスグループの事業に対する基本的な精神です。
働く喜びを感じ、仕事の中に楽しさを見出し、様々な方々と幅広い交流を図りながら、自らの人格を高めていくということが「楽業」の考えであり、私たちシナネンホールディングスグループの社員像をあらわしています。
当社グループでは、コンプライアンスの徹底のため、個人のコンプライアンス意識の向上を目的とした各種教育を実施しています。
2021年度は、グループ会社全役職員を対象としたコンプライアンスe-ラーニングを実施し、97.2%の従業員が受講しています。また、管理職に向けては、ハラスメント防止研修を実施しています。
また、より日常的な啓発手段として、コンプライアンスに関する基本情報などを掲載した「シナネンHDグループCSRニュース」をリスク・コンプライアンス統括部署から定期的に配信し、グループ全体のコンプライアンス意識向上を図っています。このほか、イントラネット上や社内報でも、コンプライアンスやリスクマネジメントに関する情報を掲載するなど、年間を通じた啓発活動を行っています。
当社グループでは、コンプライアンス違反の早期発見と未然防止のため、当社グループの役職員が、法令等違反行為・不正行為・就業規則に違反する行為などを発見した場合、社内外に直接報告することができる体制を整備しています。
また、「コンプライアンス規程」により、当該報告者のプライバシーの保護、および、当該報告者に対する不利益な取扱いが禁止されており、内部通報制度の実効性を確保しています。
当社グループの経営成績、財政状態等に影響をおよぼす可能性がある事項には、以下のようなものがあります。
●当社グループの主力事業であるエネルギー事業に特有のリスク
1.エネルギー業界をとりまく環境の変化
2.気温の変動によるリスク
3.エネルギー業界における競争の激化
4.石油・LPガス設備の保安等と環境汚染に関するリスク
●グループ事業全般におけるリスク
1.取引先の信用リスク
2.外国為替変動リスク
3.固定資産の評価に関するリスク
4.投資等に係るリスク
5.新規事業に参入するリスク
6.海外進出に伴うリスク
7.製品の品質及び安全に関するリスク
8.個人情報の取り扱いについて
9.自然災害等に関するリスク
10.新型コロナウイルス感染症に関するリスク
当社グループはこれらの発生の可能性を認識したうえで、発生の防止、回避に努めるとともに、発生した場合にはその影響を最小限にとどめるべく対応いたします。
当社グループは、エネルギー事業に係るLPガス・都市ガスの消費者データ、及びガソリンスタンド利用者のカード決済用データに関する個人情報等を保有しており、これら個人情報等を保護するために、リスク・コンプライアンス委員会において、従業員等に向けた個人情報保護に関する教育プログラムの実施、生体認証システム及び暗号化等の情報セキュリティシステムの導入、各種規程の制定等を行っています。個人情報保護方針、個人情報保護規程を制定し、個人情報の取扱いに関するリスク低減にも取り組んでおり、グループ会社のミノス株式会社はプライバシーマーク認定事業所であるほか、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)に関する国際規格である「ISO/IEC27001:2013・JISQ27001:2014」を取得しています。
また、昨今のリモートワークの増加に伴い、当社グループでは、情報漏洩防止の観点から、セキュリティソフトの更改やネットワークの見直しを実施するなど、継続的に情報セキュリティ対策を実行しています。